
イーサリアムクラシック(ETC)の開発チームは昨日28日、7月21日にイーサリアムクラシックのハードフォーク(通称マグニート)を行うことを発表しました
発表によれば、ECIP-1103プロトコルを実装するとしており、これは先日イーサリアムが発表したアップデート『ベルリン』に準じる物とのことです
その為、イーサリアムクラシックにおいても、ガス代(取引量)の低減が期待できそうです
過去にイーサリアムの共同創設者である、Donald McIntyre氏はETCはETHおよびBTC市場からの価格変動の恩恵を受け続ける可能性があると主張していました
彼によると、ETCの価値はBTCの評価の5%になる一方で、BTCの価格はこのサイクルの終わりまでに125,693ドル近くになれば、ETCは900ドルから1,000ドルの間の値になるだろうと予想しています
今回のアップデートにより、McIntyre氏の予想に近づく可能性は非常に高く、現実味を帯びてきました
イーサリアムクラシックとは?
イーサリアムクラシックは2016年6月にイーサリアムのスマートコントラクトを利用したプロジェクトであるTHE DAOが6000万ドルのハッキングを受けたことにより、イーサリアム(ETH)のメインネットからハードフォークしたコインです
このハッキングを受けてイーサリアムの開発者たちは、コードを書き換えハッカーを回避し、盗まれた資金を本来の所有者に戻すために、悪意のある取引を元に戻すことを決定しています
この時、イーサリアム内で
- ・コードを書き換え、ハッキングされたコインをもとの所有者に戻し、ハッキングをなかったことに改変する派
- ・コードを書き換える事は、仮想通貨の信用を支える価値記録(取引記録)の不変性を無視する行為でありコード改変を容認する事は出来ない派
の二つの意見に分かれイーサリアムのコミュニティは対立しました
その際、コード改変容認派は現在のイーサリアムへ、コード改変否定派がイーサリアムクラシックへハードフォークし、現在に至ります
引用
https://ambcrypto.com/ethereum-classic-announces-magneto-upgrade-will-the-price-react/
https://bitflyer.com/ja-jp/ethereum-classic