
セキリティソフト大手であるマカフィーの創業者、ジョン・マカフィー被告(75)が24日、スペイン・バルセロナ近郊の勾留施設で死亡しているのが発見されました
米国での脱税の訴追を受け、身柄引き渡しが決定した数時間後だったとのことです
カタルーニャの裁判所報道官によると、マカフィー被告は日本時間24日午前2時頃施設内の部屋で死亡しているのが見つりました、自殺との見方が強い模様です
マカフィー被告は20年10月にスペインで逮捕されていました
その数カ月前には米国で脱税罪での訴追を受け、2018年以前の仮想通貨のプロモーションやコンサルティング業、講演料などから得た仮想通貨関連の多額の収入に申告漏れがあったと指摘されていました
なお、この金額は明らかになっていません
マカフィー氏は生前、国家権力を徹底して嫌い、2020年にスペイン警察に拘束されるまで、さまざまな国の警察当局に追われていました
2018年には「仮想通貨コミュニティに最も良く仕えるため」と米大統領選に出馬、選挙運動の大半を公海上で行いました
また、早くから仮想通貨事業に参入しており、一時はICOの広告塔のような立ち位置であった事も広く知られています
宣伝用ツイート1件につき、10万ドル(約1100万円)以上を請求したとも言われており、宣伝のために背中に「Skycoin」というタトゥーを入れたこともありました
マカフィーが米国証券取引委員会(SEC)から「脅威」を受け取ったと主張した後、上記のような活動を終了しました
その後は俗にいう「マカフィー砲」などたびたび物議を醸す存在となっていました
マカフィーは生前最後に
『米国は私がデジタル資産を隠したと信じていますが、チームマカフィーのの手にわたり無くなっています。そして残りの資産はすべて押収されました 私の友人は、私と繋がっていると思われることを恐れ、蒸発した者もいます。私には何もない。それでも、私は何も後悔していません 。』
と自身のtwitterトップにツイートを固定しており、自殺は計画的であったとの見方もあります
引用
https://www.coindesk.com/mcafees-infosec-crypto
https://edition.cnn.com/2021/06/23/tech/john-mcafee-death/index.html