【仮想通貨の購入方法】販売所と取引所の違いや海外の分散型取引所(DEX)のメリット・デメリットを解説!

これから仮想通貨への投資(投機)を初めてみようと思っている方や、日本の取引所は持っているけどそこで買える仮想通貨以外の「草コイン」を購入したいという方向けに解説します

仮想通貨を購入する手段として、販売所や取引所など様々有ります

入金の手数料や仮想通貨の送金手数料など細かな違いはありますが、今回は大きく分けて

  • 販売所
  • 取引所(国内)
  • 取引所(海外)
  • ウォレット(スワップ)
  • DEX(分散型取引所)

の5種類の違いを紹介します

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コインチェック

販売所

仮想通貨の販売所とは、運営している企業が販売している仮想通貨をユーザーが購入する場所のことを指します

イメージとしては、コンビニやスーパーなどで商品を購入するイメージとなります

仮想通貨の販売所では、運営会社が仮想通貨を先行して買い集め在庫として抱えているので、ユーザーが直ぐに仮想通貨を購入することができます

販売所では、小売店などと同様に在庫の管理があるため取り扱いのできる仮想通貨の数は販売所に依存します

販売所の中でも購入・売却が行える仮想通貨の数が異なるので複数にアカウント登録しておくと利便性が高くなります

取扱える種類:〜16種類程度

日本にある仮想通貨の販売所は、

などが挙げられます

操作方法が「購入」と「売却」のみの非常にシンプルなものとなっているため、初心者でも簡単に扱うことができます

販売所のメリットとデメリットは以下です

メリット

  • 初心者でも簡単に利用できる
  • 購入したい金額を即時、購入することができる
  • サポートが充実している
  • ハッキングなどに保証がある

デメリット

  • 購入金額が少し割高な傾向にある
  • 会員登録に時間がかかる
  • 取り扱いの種類が少ない

取引所

仮想通貨の取引所とは企業がプラットフォームを用意し、その中でユーザー同士が取引を行う仕組みとなっています

イメージとして近いものは、フリーマーケットなどのような個人同士での取引が挙げられます

取引所は、ユーザーの売買で成り立っています

売値と買値を指定してマッチングした場合に取引が成立する仕組みとなっています

なので、売りに出しても買い手がつかない・買いの注文を入れても売りに出しているユーザーがいないなど、取引が成立しないこともあります

取引が成立しないとユーザーが集まらないため、取引所は流動性(取引の頻度・取引高)を高めるために施策を用意しています

それは、利用しているユーザーが持っている仮想通貨を取引所に預け入れることで報酬を与える「流動性マイニングプール」といったものです

流動性マイニングプールは、昨今、銀行と比較して数十倍から数百倍の報酬を得られることから注目されています

また、機能として先物取引や元本と担保としてより大きな金額で取引が行えるレバレッジ(証拠金取引)などがあります

取引所は専門用語や機能が多く、初心者には充分に使いこなせない場合がありますので、初めは販売所を利用することをお勧めします

仮想通貨の取り扱い種類に関しては、販売所と比較するとわずかに少なくなる傾向にあります

取扱える種類:〜16種類程度

日本に拠点のある仮想通貨の取引所は

などが挙げられます

取引所のメリット・デメリットは以下です

メリット

  • 販売所と比較して安く買う(高く売る)ことができる
  • 仮想通貨を預けることで金利のような報酬がもらえる
  • 先物・レバレッジなど機能が多い

デメリット

  • 初心者には操作・機能を扱うのが難しい
  • 値段の設定によっては取引が成約しない場合がある
  • 取引に対応している通貨が少ない場合がある

当サイト内の各記事は執筆当時の各取引所の商品情報となりますので、最新の商品情報については各取引所のホームページをご確認ください。

国内

仮想通貨の販売所・取引所は国内または海外に拠点のあるものを利用することができます

国内の取引所は初心者に易しく使いやすいインターフェイスを採用しているため、株、FXなどの経験がないユーザーでも簡単に仮想通貨を扱うことができます

また、入金・出金時や仮想通貨の取引においても日本語でのサポートが受けられるため安心して利用することができます

日本で仮想通貨取扱い事業者として運営するためには、金融庁に届出を出しそれが認可されないと運営ができない様定められています

金融庁に認可を受けていない取引所は日本の法定通貨(円/JPY)と仮想通貨を交換することができないので、海外の取引所を利用したユーザーの場合でも国内の取引所には登録しておきましょう

準備するもの

これから仮想通貨取引を始めるのに必要なものは

  • スマートフォン or パソコン
  • 本人確認書類(マイナンバー、免許証など)
    (補助書類として、住民票・公共料金の領収書・マイナンバーカードがあります)

この2点のみです!

国内でおすすめの事業者は、

などがあります

国内事業者のメリット・デメリットは以下です

メリット

  • 日本円での入金・出金が可能
  • 日本語でのサポートが充実している
  • 銀行と連携することで即時入金が利用できる

デメリット

  • KYC(本人確認)に時間が価格場合がある
  • 取り扱い通貨の種類が少ない
  • 取引においての機能が少ない

海外

海外にも仮想通貨を取り扱っている事業者があり、これを日本人ユーザーが利用することも可能となっています

海外の事業者は、仮想通貨の扱いにある程度慣れた中級者・上級者の方が多く利用しています

理由としては、国内の事業者と比較して数十倍もの仮想通貨の種類を取り扱うことができるからです

仮想通貨などの投資(投機)においては、価格が安い状態で購入して、価値が高まればそれだけ利益を掴むことができます

日本より取扱い数が多いということは、まだメジャーではない価値の低い仮想通貨が沢山あるのでそういったものに投資をしたいというユーザーにおすすめです

また、レバレッジをかけた取引においても適用される法律が変わってきますので、日本の最大倍率である4倍を遥かに超える100倍や300倍といった取引も可能になっています

しかし、海外に拠点を置いている事業者は日本の金融庁の認可を受けていないので、日本の法定通貨(円/JPY)から直接仮想通貨に交換することはできません

海外の事業者を利用するためには、以下の手順を行います

  1. 日本国内の事業者に登録を行う
  2. 国内事業者に日本円を入金
  3. 日本円を仮想通貨に交換
  4. 国内の事業者から海外の事業者に仮想通貨を送金
  5. 海外の事業者で仮想通貨取引

となっています

海外の事業者は日本のものと比較すると、KYC(本人確認)が簡易的なものとなっているため数分で完了する場合も多くあります

準備するもの

海外の仮想通貨取引所の口座開設に必要なものは

  • スマートフォン or パソコン

のみです!

数百万円以上の金額を頻繁に移動させるユーザーの場合は、免許やパスポートの認証がありますが、一般ユーザーの場合はアドレスと電話番号のみで完了する場合がほとんどです

海外の仮想通貨取引所のおすすめは

などがあります

海外の仮想通貨取扱い事業者のメリット・デメリットは以下です

メリット

  • 取り扱い通貨数が多い
  • KYC(本人確認)に要する時間が短い
  • 取引などの機能が非常に多い

デメリット

  • 日本円の入金・出金ができない
  • 日本語に対応していない場合がある
  • 目当ての仮想通貨を手に入れるまでに時間がかる

スワップ(wallet)

ウォレットを用いた仮想通貨の入手方法です

ウォレットとは、仮想通貨を第三者機関に預け入れずに自己管理する方法です

取引所や販売所とは異なり、KYC(本人確認)がないため、サイトにアクセスしたらすぐに作成することができます

ウォレットの作成時に発行される「秘密鍵」は無くしてしまうと資産を完全に失ってしまう可能性があるので、厳重に管理してください

ウォレットは資産管理の他に、イーサリアムブロックチェーンやバイナンススマートチェーン(BSC)で開発されたトークン(仮想通貨)などを扱う際に利用します

  • イーサリアムブロックチェーン:ERC-20(規格) など
  • バイナンススマートチェーン:BEP-20(規格) など

を入手したい場合、取引所になければウォレットを利用すれば手に入れることができます

今回紹介しているウォレットは、ブロックチェーンで管理される「Dapps」と呼ばれるものの一つでもあり分散管理されている為、仮想通貨の取扱い種類は定められていません

開発者とユーザーは、ウォレットと仮想通貨を紐つけるだけで数千種類ものトークン(仮想通貨)を扱うことができます

数千種類の仮想通貨があると、通貨単位(BTCやETHなど)が同一の仮想通貨もあり、フェイク通貨を購入してしまうという詐欺もあります

ある程度、仮想通貨の知識がないと騙されてしまうこともあるので注意しましょう

フェイク通貨はCMC(coinmarketcap)などで真偽を確認することもできます

ウォレットは海外の取引所と同様に、基本的には日本円をそのまま入金することはできません

ウォレットを利用して仮想通貨(トークン)を入手する場合の流れはこうなります

イーサリアム系トークンの場合(ERC-20など)
  1. 日本国内の事業者に登録を行う
  2. 国内事業者に日本円を入金
  3. 日本円をイーサリアム(ETH)に交換
  4. イーサリアム(ETH)をウォレットに送金
  5. ウォレットに入ったETHをトークンにスワップ(交換)

バイナンススマートチェーン系トークンの場合(BEP-20など)
  1. 日本国内の事業者に登録を行う
  2. 国内事業者に日本円を入金
  3. 日本円を仮想通貨に交換
  4. 国内の事業者からBinanceに仮想通貨を送金
  5. 海外の事業者でバイナンスコイン(BNB)に交換
  6. バイナンスコイン(BNB)をウォレットに送金
  7. ウォレットに入ったBNBをトークンにスワップ(交換)

ウォレットは以下のURLから公式サイトに飛んで作成することができます

各社、スマホ用のアプリも提供しているので簡単に利用できます

ウォレットの使い方は以下の記事で解説しています

メリット

  • 取引所と比較して圧倒的に多くの通貨を扱うことができる
  • KYC(本人確認)が必要ないので直ぐに作成できる
  • 自分で管理できるため、自由な取引が行える

デメリット

  • 操作方法に慣れが必要なため、初心者にはハードルが高い
  • サポートを一切受けることができない
  • 「秘密鍵」をなくしてしまうと資産にアクセスできない
  • 詐欺に遭う可能性がある

DEX(分散型取引所)

上記までにある、国内・海外の仮想通貨取引所とは異なる仕組みを取り入れているのがDEX(分散型取引所)です

「分散型」というのは、明確な管理者を必要とせず、ネットワークに参加しているユーザーが協力して運営していることです

そのため国内だと審査の厳しい仮想通貨の上場も、DEXの場合は審査を必要とせずあらゆる仮想通貨の取引を行うことができます

まだ大手取引所に上場していない仮想通貨を取引できるため、時には爆発的な利益を得るチャンスが転がっていることもあります

反面、どこの国家の法律にも抵触しないため法定通貨(日本円/$など)の入金はできません

DEX(分散型取引所)には、基本的には資産を保管しておく場所がないため、ウォレットと紐付けて利用することになります

基本的なDEX(分散型取引所)の利用までの流れはこうなります

  1. 日本国内の事業者に登録を行う
  2. 国内事業者に日本円を入金
  3. 日本円を仮想通貨に交換
  4. 国内の事業者からウォレットに仮想通貨を送金
  5. ウォレットとDEXを連携
  6. DEXで取引を行う

DEX(分散型取引所)は、ユーザーが集まらないと取引が成立しないということが起こってしまうため、その対策としてステーキングというものがあります

流動性マイニングプールと同様に、仮想通貨をDEXに預け入れることで報酬を払い出すシステムとなっています

ステーキングは銀行よりも金利が高いこともあり、多くのユーザーが利用することでDEX(分散型取引所)の流動性を高めています

DEX(分散型取引所)は以下のような種類があります

DEXを利用するメリット・デメリットは以下です

メリット

  • 多くの仮想通貨の取引を行える
  • 流動性マイニングプールやステーキングによる報酬がある
  • 爆発的に値上がりする銘柄がある
  • 登録が必要ないため直ぐに取引を行える

デメリット

  • 取引が成立しない場合がある
  • 基本的に資産を預け入れる場所はない
  • 操作が難しい
  • 詐欺に遭う可能性がある
  • サポートがない
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