
【クレジットカード】クレジットカードとはどういうもの?


20歳になった方や、新社会人となりこれからクレジットカードの作成を考えている方、カード会社からゴールドカードへ切り替えのお誘いが来た方などの参考記事です!
- 新しいクレジットカードの作り方
- メリット・デメリット
- クレジットカードの選び方
などを中心に解説していきます!
カードの種類

初めてカードを作る方の中には、クレジットカードとそれ以外のカードの分類が曖昧な方も多く見られます
お金を扱う上で、よく利用されるカードを大きく3種類に分けて紹介します
キャッシュカード
キャッシュカードとはキャッシュ(現金)の冠詞がある通り、銀行などの金融機関で発行・管理されているカードです
三井住友銀行やみずほ銀行などのメガバンクを始め、地方の銀行で発行されるものもこれに該当し、ATMや銀行などでお金の入金・出金・振込などが出来ます
店頭やネットショッピングを始めとした決済関連での利用はできません
基本的に審査は無いので、成人していれば誰でも作成し利用することができます
デビットカード
デビットカードとは、銀行などの金融機関で発行・管理されており、キャッシュカードと一体型になっているものもあります
デビットは和訳で[借方]を意味しています
銀行口座と紐付いており、店頭やネットショッピングで利用した金額が即時引き落とされ、残高がない場合は利用できなくなります
キャッシュカードと同様に特筆した審査はなく、成人していれば誰でも作成し利用することが可能です
クレジットカード
クレジットカードとは、個人の信用を元にさまざまな企業から発行・管理されており、その利用可能額やサービスも多岐に渡ります
銀行口座との紐付けがされていますが、デビットカードのような即時引き落としではなく、発行元が定めている月単位の支払日に引き落としが行われます
店舗、ネットショッピングを始めとしたさまざまな場所で利用可能で、デビットカードだと行えない分割(ローン)・月額登録など多くの支払い方法に対応しています
発行には、発行会社の審査が必須となっており、基本的には20歳以上の方しか申し込みができません
カードのランクによっても審査の難易度が変わり、年会費が発生するものもあります
ランクが高いものは、それに応じたサービスを受けることができます
カードの選び方

ここからは、クレジットカードの選び方に付いて解説していきます
クレジットカードは利用により様々なサービスを受けることができます
その特典であるポイント還元などの[サービス]を重視する方と、社会的地位や収入が一定以上の方のみが手に入れることができる[ステータス性]を重視する方によって選び方が変わってきます
ステータス性重視でカードを選ぶ場合においてもポイント還元やそれ以外の多くのサービスを受けることが可能となっており、この記事ではその一部を解説します
プロパーと提携
クレジットカードは世界中の多くの企業から発行されていますが、その管理元は大きく2種類に分けられています
- プロパーカード
- 提携カード
プロパーカードとは、クレジットカードの国際ブランドを始めとしたクレジットカードの発行会社が直接発行しているカードの事を指し、提携カードよりステータス性の高いものとなります
また、クレジットカード会社の独自サービスを受けることが出来るのもプロパーカードです
クレジットカードの国際ブランドにはVISA、MasterCard、JCBなどがあります
提携カードは、上記の国際ブランドと提携している多くの企業が発行しているクレジットカードです
有名なもので楽天カード、三井住友カード、セゾンカードなどは全て提携カードであり、発行元の企業のサービスを受けることができます
サービスとして代表的なものは、ネットショッピングを利用してのポイント還元などが挙げられます
サービス
クレジットカードを所有すると様々なサービスを受けることができます
年会費無料のクレジットカードでも、
- ショッピングサイトでのポイント還元
- 実店舗でのポイント還元
- 申し込みで数千円分の還元
- 買い物でマイルが貯まる
- 国内や海外でのショッピング保険
など、多くのサービスを受けることができます
ステータス性
ステータス性とは非常に抽象的なものではありますが、ゴールドカードやプラチナカード、ブラックカードと言われる上位のクレジットカードがこれに該当します
年会費は10,000円程度からブラックカードなどの高ランクなものになると300,000円以上かかってくるものもあります
一定以上の年収や信用情報がないと審査に通らないばかりか、カードの発行会社から招待状が届かないと所有できないカードも存在します
年会費が高いだけではなく、高ランクカードはサービス内容も充実しています
上記の年会費無料のクレジットカードに付帯している特典に加えて、様々な特典を受けることができます
ここでは、上位のクレジットカードに付帯している特典の代表的なものを紹介します
- 年一度、一泊100,000円のホテルなどへの無料宿泊
- 1万円〜3万円程度のディナーが2名以上で1名無料
- 24時間/365日対応のコンシェルジュサービス
- 年会費4万円以上かかる会員専用航空ラウンジの無料利用
これ以外にも多くのサービスがあり、数万円の年会費を払っても元が取れてしまうほど充実しています
サービスとステータス性で二分されることの多いクレジットカードですが、ステータス性のあるカードだからとサービスが少ない訳ではなく、むしろ支払った金額以上に得をする事も可能です
メリット・デメリット

キャッシュカードやデビットカード、現金とは異なり、誰でも所有する事ができる訳ではないクレジットカードのメリットとデメリットを紹介していきます
デメリット
クレジットカードを所有することによって受けられる恩恵は非常に多いですが、反面、使い過ぎや所有し過ぎによるデメリットもあります
ここではその一例を紹介します
リボ払い
リボ払いは正式名称を「リボルビング払い」と言い、毎月決められた一定額を支払う仕組みとなっています
支払い回数を決めて購入する方法である分割払いとは異なります
リボ払いと言われる方法での支払いを行うと、利息が非常に高額となり、毎月料金を支払っているのに元本がほどんど減らない悪循環となってしまうケースもあります
クレジットカードの提供各社は「リボ払い」という命名を変えてサービス提供しているケースもあるので注意が必要となります
ブラック
クレジットカードは、利用した金額を翌月に支払う仕組みとなっているため、手元に現金がなくても物品の購入やサービスを受ける事が可能となる非常に便利なものです
しかし、その料金の支払いを遂行できなかった場合、CICなどの信用情報機関に支払いを行わなかった旨が記載されてしまいます
数日の遅れなどは概ね問題ないとされていますが、月単位での遅れやカードの強制解約などの情報が記載されると俗にいう「ブラック」の扱いになってしまいます
CICの情報は住宅や車などのローン会社、ケータイの分割、クレジットカード会社などが審査の際に確認するため、この「ブラック」の状態になると審査に通り難くなってしまいます
メリット
クレジットカードを所有するメリットとして、上記ではサービスとステータス性について紹介しました
ここでは、カードと紐付けることで恩恵を受ける事ができる様々なメリットを紹介します
NFC
NFCとは近距離無線通信の事を指していますが、有名なサービスとしては「Apple Pay」や「Google Pay」、「おサイフケータイ」などが挙げられます
ケータイやスマートウォッチにクレジットカードの情報を読み込ませることで利用でき、中に入っているチップと決済端末が通信をすることで現金やカードを出すことなく支払いを済ませることが可能になります
また、昨今、流行になっている非接触決済の一つでもある「QR決済」と紐付けて利用することもでき、支払いの手間を極限まで減らすこともできます
保険
クレジットカードを持つメリットとしてよく話題に挙げられるのは「保険」や「補償」です
クレジットカードの発行会社やランクにもよって変わってきますが、ネットや海外で利用した時に商品が届かない時などに活用できます
また、月額料金を追加で支払うことでスマホやPCなどの家電が壊れた場合の補償を付帯させることが出来るカードもあります
物品に対しての保険だけではなく、急に体調が悪くなった場合にお医者さんへの直通電話が可能になるサービスもあります
ETC
車をよく利用する方はクレジットカード会社に申し込みをすることで「ETCカード」の追加発行をすることができます
ETCカードへの請求は全てクレジットカードを通して行われ、現金で支払うよりも安く高速道路を利用できるケースもあります
クレジットカードの作り方

新しいクレジットカードの作成をするときに用意するのは基本的に
- 免許証などの本人確認書類
- キャッシュカード
の2点となっています
申し込み後、即審査結果が出るものもあれば1週間程度かかるものもあり、発行元の会社によって変わってきます
申し込み時の注意点
クレジットカードを新しく作りたい、増やしたいとなった時に審査に落ちにくくするための注意点を紹介します
- 年収を盛って記載しない
- 職場は現職を記載すること
- 連続して申し込みをしない
主にこの注意点を押さえて申し込みをすれば大丈夫です!
年収を盛らない
クレジットカードを申し込む際に、カード会社が与信額(利用できる金額)を決定するために聞かれるのが「年収」です
これを現在の自身の収入より大幅に大きい金額で記入してしまうと、カード会社から「収入証明書」の提出を求められる場合があります
これを提出できず、審査に通らないケースもあるので、年収の申告は適切に行いましょう
現職の記入
これは、カード会社が審査時に行う本人の在籍確認となります
本当に勤めているか確認がいくだけですので、年収や勤務態度など細かなことは聞かれません
車や住宅のローンを申し込むときにも同様の確認が入る事がありますが、上司や会社に相談しなくても問題ありません
現在進行形で会社に勤めている確認が取れない場合は審査に通らない事が多いので注意しましょう
多重申し込み
クレジットカード、車、住宅ローンの申し込みは適切な期間を空けて行いましょう
記事内でも解説した信用情報機関「CIC」には支払い状況、ローンの額、申し込み状況、審査の可否などが細かく記載されています
中でも申し込み状況と審査の可否については6ヶ月間は必ずCICに記録されます
前回、審査に通らなかったからといってこの期間内に連続で申し込みを行うと、ほとんどの場合、審査に通りません
逆に、審査に落ちた後、6ヶ月以上の期間を空けると審査に通るケースもありますので焦って申し込みを行うのは禁物です