
世界最大級の決済サービス会社「VISA」が今後、銀行でのビットコイン(BTC)売買サービスの提供を開始する新事業の企画を発表しました!
米大手の決済関連企業「PayPal」に続いてビットコイン(BTC)の価値を高めるニュースです
2/3のプレスリリースについて解説していきます!
Anchorage(アンカレッジ)との提携

Anchorage(アンカレッジ)とは機関投資家向けにビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)などの仮想通貨カストディ(資産保管・管理)サービスを手がけるベンチャー企業です
この会社の経営陣にはPOSレジ機能や勤怠管理・売上管理機能、クレジットカード決済の導入サポートを全世界で行なっている「スクエア」のセキュリティ部門を担っていたメンバーがいます

さらに2019年には今回提携を発表した「VISA」が主要株主になっています
このベンチャー企業は米通貨監督庁(OCC)から米連邦信託銀行として認可を得て国法銀行として運営が可能になりました
この認可によって顧客であるアメリカの銀行に対して仮想通貨の保管・信託業務を提供できます
米連邦信託銀行として米通貨監督庁から認可を受ける仮想通貨関連事業はこれが初めてです!
このAnchorage(アンカレッジ)の仮想通貨プラットフォームにアクセスするAPIに様々な銀行が提携しアクセスすることで顧客向けに仮想通貨の売買が可能になります
Anchorageのサービス
仮想通貨カストディ(資産保管・管理)サービスとはどの様なものなのでしょうか?
これは、個人がビットコイン(BTC)などを始めとする仮想通貨での資産運用などをアドバイザーを雇って検討する際に必要となるサービスです
仮想通貨で多額の資産を取引所に保管しておくと盗難につながる可能性がありますが、カストディサービスを利用することによってほぼ100%ハッキングを不可能にします
Casaやフィデリティ・インベストメンツといったカストディサービスを展開している事業者が数多くいる中、初めて米通貨監督庁から認可を受けたのがAnchorageです
この信頼性の高さにより仮想通貨の取引を行える銀行のような立ち位置となりました
VISAとの提携ではビットコイン(BTC)を最初のサービス展開として銘打っていますが、Anchorageでは多数のアルトコインが採用されていることから今後の取扱い通貨が増えることが予測できます

Anchorageが取り扱っているアルトコインは以下の種類です
- Aave(AAVE)
- アラゴン(ANT)
- ArCoin(ARCA)
- Augur(REP)
- ビットコイン(BTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- セロ(CELO)
- セロダラー(CUSD)
- チェーンリンク(LINK)
- Compound Gov(COMP)
- コスモス(ATOM)
- Dai(DAI)
- Decentraland(MANA)
- イーサリアム(ETH)
- ファイルコイン(FIL)
- フォーム(FOAM)
- INXトークン(INX)
- キープネットワーク(KEEP)
- ライトコイン(LTC)
- メーカー(MKR)
- Numerai(NMR)
- オアシスネットワークトークン(ROSE)
- OmiseGO(OMG)
- Paxos Standard(PAX)
- ステラルーメン(XLM)
- Synthetix(SNX)
- テゾス(XTZ)
- トゥルーUSD(TUSD)
- トラストトークン(TRU)
- ユニスワップ(UNI)
- USDコイン(USDC)
- Wrapped Celo(WCELO)
- Wrapped Celo Dollar(WCUSD)
- Wrapped Filecoin(WFIL)
- Wrapped Zcash(WZEC)
- Yearn Finance(YFI)
- Zcash(ZEC)
- 0x(ZRX)
現在、38種類のアルトコインに対応しています
これは今後VISAで取り扱う可能性がありますね!
まとめ
金融業界、決済関連企業の大手が続々と仮想通貨への対応や試験などを行なっています
今後、「MasterCard」や国内では「JCB」などがいつ参画してきても不思議ではない状態です
2021年は大物投資家や、企業などがビットコイン(BTC)が1,000万円や3,000万円の大台に乗ると予想している中それを後押しする大きなインパクトでした
現在、サービス開始のためのテスト中との発表でしたが、実装された際には改めてお知らせします!